仕事って何? 働くってどういうこと?
仕事って何か、働くとはどういうことか。改めて考えたことはありますか? 何となく仕事をして、当たり前のようにお給料をもらっているかもしれませんが、一度働くとはどういうことかを考えてみることをおすすめします。少しだけ仕事にむかう気持ちが前向きになるかもしれません。
「仕事」を辞書で調べると・・・
「仕事」を辞書でひくと、「何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。生計を立てる手段として従事する事柄。」というふうに書いてありました。
私たちのお給与はどこからでるのか?
派遣の仕事では、時間あたりでお給与をもらうことになります。 たまに、ただそこにいるだけで当然のようにお給与をもらえると勘違いする方がいますが、その時間その仕事に従事することで、一定の成果を成し遂げることによって、その対価としてお給与をもらうというものです。
私たちの仕事の価値
ミスばかりしてしまったり、結果を出すことができなければ、何かを成し遂げるどころか、他の人の手をわずらわせたり、工場などでは不良をだすことによって、むしろ損失をだしてしまう可能性すらあります。ちゃんと成果をだしてこそのお給料ですね。
お給与は、その人が1時間仕事をしてくれることで、それだけの価値が生まれ、それによって会社が収益を得ることができることが前提になります。
目の前にいない部署や人の働きも含まれて仕事が成り立つ
企業は一人だけで成り立っているのではなく、会社全体の売り上げを管理部の人や人事部の人、その他商品を開発した人で成り立っています。また何か商品やサービスを売る場合には、その販売を担当する営業の人の人件費や営業時に必要になる交通費など様々な経費も必要になってきます。さらに、その商品やサービスを開発するために投資した多額の金額分も全部ふくめて配分して、利益を上げ続けることができればその会社が存続し続けることができます。
逆に言うと、1時間あたりで自分ひとりのお給与分だけもしくはそれ以下の価値しか提供できなければ、まったく会社にとっては「採算があわないな」ということになり、そのような人ばかりの会社はすぐに利益を上げることができなくなり、業績は悪化し、その会社が存在しつづけることは難しくなります。
私たちがやっている仕事は、私たちだけでなく、多くの人が関わってくれることで商品になったりサービスになっているので、目の前に準備されている仕事をしているだけで仕事の価値を図ることは、できないのです。
仕事が大変だな、辛いなと思った時に。
毎日の仕事。時には大変だな、辛いなと思う事もありますよね。 「仕事」とか「働く」という言葉は、「お金を得るための手段」と答える方も多いかもしれませんが、仕事に対してのモチベーションが上がらない時は、働くことが楽しくできるように以下のような考え方も試してみるのはいかがでしょうか。
仕事を通してどうなりたいか、を考えてみませんか?
毎日毎日仕事に向かっていると、どうしても視野が狭くなったり考え方が限定的になってしまったりしませんか?そんな時、大きく息をすって深呼吸。改めて、今の仕事をすることによって、どうなるのかを考えてみるのです。つまり、未来型思考になってみる、ということです。
例1:仕事でお金を稼ぎたい!方の未来型思考
仕事をしてお金を稼ぎたい。
そんな考えから、更に考えを未来にむけるのです。
仕事をしてお金を得る事によって、生活が安定する。
生活が安定することで、自分の好きな旅行をする!そんなことでもいいですね。
例2:仕事で手に職をつけたい!方の未来型思考
他には、仕事をして手に職をつける。
手に職をつけることで、よりレベルの高い仕事をする。
そうすると、みんなに頼りにしてもらえる。
頼りにしてもらえるような自分になれる。
頼りになる自分になったら、信頼してくれる仲間にその技術を伝える。
より仕事が楽しく充実したものになる。
こんなイメージもあるかもしれません。
例3:仕事を通して自信をつけたい!方の未来型思考
今は未経験で何もできない自分。
でも、頑張って仕事を続けてこの仕事だけはできるようになる。
今度は初めてこの仕事をする人に自分の経験からこの仕事を教えられるようになる。
より専門性やレベルの高い仕事ができるようになる。
さらに続けることで、いろんな知識や経験が身に付く。
他の人にはできないくらいのスキルと知識を得ることができる。
自分に自信がもてるようになり、人からもすごいと思われる人に結果的になっている!
仕事について「社会貢献のため」だったり「自己実現のため」だったり、「自分を成長させるため」「生きがい」「やりがい」「人とつながる場所」なんていうような、意味を持ってみるとちょっと大変だな、辛いなと思った時に前向きになれることもあります。
自分の仕事によって、誰が笑顔になるのかを考えてみましょう。
もう一つおすすめなのは、今自分が担当している仕事は、最終的には誰を笑顔にしているのかを考えてみる事です。
たとえば、自動車をつくる工場で部品の組み立ての仕事をしているとしましょう。 自分が担当している仕事は、単調で大変かもしれません。でもその部品がしっかりと不良なく出来上がっていることで、その車は高い性能をもった高性能で安全な自動車として製品となります。
車が欲しくて、頑張って仕事をしてお金をためて、家族のために思い切ってその車を買った人が、その車が手に入った時、どんなに感動することでしょう!そして、その車があることで、楽しい家族の休日が実現し、家族全員が幸せを感じてみんなが笑顔になります。その車がそこにあるのは、自分が今担当している部品があってこそです。
しっかりと担当する仕事をやることは、それだけ人を喜ばせたり笑顔にさせるような価値あることなのではないでしょうか。
それぞれ、自分の仕事の先にいるお客様のことや自分の未来のことに目を向けてみると今の仕事の意味や意義に気づくことができるかもしれません。ぜひ一度、試しに考えてみて下さいね。
<まとめ>
今回は、仕事って何?働くってどういうこと?というテーマでお話をしました。 表面的に仕事を捉えるのではなく、仕事の価値や仕事を通してだれを喜ばせているのかを考えることで、仕事が大変で辛く感じる時に考え方をリセットできるのではないかと思い、参考になるような例をご紹介しました。せっかく仕事をするのですから、少しでも楽しく、充実した仕事時間を過ごせたらなと思っています。