有給休暇を賢く取得しよう!


暑い日が続き、もうすっかり夏の雰囲気ですね!夏は海に山に、行きたい場所がいっぱい。しかし、仕事をしているとなかなか休みを取りにくいという人も多いのではないでしょうか?そこで今回は「有給休暇」についてお伝えしたいと思います。派遣にももちろん有給休暇制度がありますが、有給を使いたいことを言い出しにくくて・・・という人もいると思います。「有給休暇とはそもそもどんなものなのか?」ということについて、また「取得しやすくなるポイント」などをお伝えします。

有給休暇制度とは?

有給休暇は一定期間勤務した労働者に対して付与される休暇のこと。その名のとおり「有給」で「休暇」を取得できる、つまり、休んでも賃金が減額されない制度のことです。一定要件を満たした人なら誰でも取得することができる、労働者の権利です。

《労働基準法39条》にはこのように定められています。

「使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。」

つまり、働き始めた日から6ヶ月間たち、その間、労働日の8割以上出勤した人には原則として有給休暇が付与されます。有給休暇の日数は労働時間や労働日数によって異なりますが、正社員でも派遣でもアルバイトでも雇用形態に関わらず有給休暇が付与されます。

日本人の有給取得率は世界で最下位??

すべての労働者に付与される有給休暇ですが、厚生労働省の調査によると平成28年の有給取得率はおよそ50%。つまり付与されている有給休暇のうち半分くらいしか使っていないということなのです。
(参考:平成29年就労条件総合調査の概況ー厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/17/dl/gaikyou.pdf)

ヨーロッパなどの国では有給取得率が100%の国もあるくらいですから、これは世界各国の取得率に比べてかなり低い数字といえます。ある民間調査会社の統計では世界最下位ともいわれているそうですよ。お国柄もあると思いますが、日本がもっと有給休暇を取りやすい雰囲気になるといいですね。

有給を使うために必要なのは早めの打診とコミュニケーション

全体的にこのような数字ですから、やはり有給休暇を取りたいとは言いづらい・・・いう人が多いのも分かります。繁忙期や、周囲の人が休暇を取っていない、という場合にはなおさらですね。
では有給休暇を取りやすくするにはどうすればいいでしょうか?

・早めの打診

有給休暇を取りたい場合には早めに職場に打診しましょう。有給休暇は労働者の権利ですが、基本的には会社との相談、合意が必要です。繁忙期なのに休んでしまうと業務に支障が出る場合もあります。突然「明日休みます!」というのは職場のほうも困ってしまいますよね。周囲に配慮し、場合によっては休む時期を職場と相談して決めましょう。
派遣の場合はまずは派遣元に申請、その後、派遣先に実際に休んでも大丈夫かどうかの確認を行い、許可を得ましょう。

・普段からのコミュニケーション

普段からコミュニケーションをとっておくことも大切です。何気ない会話の中で職場がいつ頃が休みを取りやすい時期なのかわかる場合もあります。またご自分の休日の過ごし方などをそれとなく伝えておくと理解が得やすくなることもあります。

まとめ

有給休暇は確固とした労働者の権利です。賢く活用するために、周囲への配慮と相談をしっかりと行い、休暇を満喫できるようにすると良いですね。

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コミュニケーションが大切、と言いましたが、職場によってはなかなかそれができない場合もあると思います。でも大丈夫!あなたの派遣先について熟知している管理担当者がついています!そんなときには迷わずご相談くださいね。

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