2018年新入社員の意識調査アンケートから見る”イマドキの若者像”


いよいよ2019年4月です。晴れて新入社員として社会人のスタートをきる方もたくさんいますね。一方、「イマドキの若者は・・・」とばかり、世代間ギャップでどのように新入社員に対応してよいのか戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。

昨年4月に新社会人になった新入社員の皆さんに実施された「2018年新入社員の意識調査アンケート」(※)で、若者が社会人になることに期待を持っているのか、どんなことに期待を持っているのか、というデータがありました。今回は、この“新入社員が持つ期待”に関してのアンケートにフォーカスしてイマドキの若者の姿を見てみたいと思います。



※アーティエンス株式会社が実施したアンケート。(調査対象:53社449名の新入社員)
https://artiencecorp.com/column/articleID=2772/

期待に胸を膨らませている若者達

今時の若者ですが、「社会人になることの期待と不安の大きさについて」という問いに対して、「期待できている」・「とても期待できている」と回答した新入社員は全体の75%だそうです。4人に3人が社会人への期待に胸を膨らませているようですね。となると、気になるのが「どんなことに対して期待しているのか」ということ。アンケートデータをもとに見ていきましょう。

「やりがい」「チャレンジ」など成長意欲が高い

「社会人になって期待していること」という設問に対しての回答のうち、上位3つは以下。「やりがい」「チャレンジ」などの言葉から成長意欲が高いことがうかがえます。

第一位:やりがいを感じること(45.5%)
第二位:新しいチャレンジができること(32.7%)
第三位:働きやすい職場環境であること(30.5%)

会社への帰属意識は薄く、自己成長に期待

「自分の市場価値を上げること」に対しては前年比で5%程度上昇し約19%になっています。一方、「会社に誇りを持てること」という項目に対しては、前年比で5%程度のダウン(約10%)。面白いのが、「自分のルールで生活できること」という項目です。10%にも満たないのですが、毎年着々と比率が上がってきています。会社よりも個人(自分)に対しての関心が高くなってきているのかもしれませんね。

「働きやすい環境であること」への関心度が上昇

最近の学生からの面接では「年間休日」に関する質問も多いと人事担当の方からよく伺うようになりました。これも働きやすさに関しての関心度が高まってきていることの現れですね。実際に新入社員の意識調査アンケートでも、「働きやすい職場環境であること」に対しての期待は、2016年の25.7%から大幅に関心度が高まり5%以上も伸びていました。

人との出逢いに対しての期待は下降傾向

「沢山の人に出会えること」に対して、年々関心が薄れてきているようです。人との出逢いに対しての期待はあまりないようですが、SNSなどが影響しているのでしょうか。会社での人との出逢いに対する関心は毎年5%ずつ下がり続け、2年前は40%を占めてアンケートでは「やりがいを感じること」に次いで第2位の項目でしたが、2018年は30%まで下がり4位になっています。

「社会貢献できる」「身近な人の役に立ちたい」は年々上昇

2016年は10%台だった「社会に貢献できること」はついに20%になりました。また、順位としては低く11位ではありますが、「身近な人の役にたてること」という項目も年々上昇しています。人のため、社会のために働きたいという期待を持っている新入社員が増えてきていることが嬉しいですね。

まとめ

いかがでしたか?イマドキの若者の姿を垣間見ることができたでしょうか。
「働き方改革」も進んでいます。働きやすい環境であることも配慮しながら、先輩や上司は、新入社員の成長意欲に十分にこたえられる関りを持ちたいものですね。ぜひ、新入社員を受け入れるみなさんも、新入社員に刺激をうけながらこのシーズンを大切にしていただければと思います。

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