お昼ごはんにもお弁当にも。近江米と滋賀の特産品でつくるおにぎり


四方を高い山々に囲まれた地形や琵琶湖へと流れる豊かな伏流水。この恵まれた自然環境を有する滋賀県は、日本でも有数のお米(近江米)の産地です。田んぼの水は、水路から川へ流れやがては、近畿1400万人の水源となる琵琶湖へと辿りつきます。そのため、米の栽培基準が厳しく、滋賀県では、環境にやさしい農法で米作りが行われているそうです。手間暇をかけ収穫された近江米のごはんは、そのままはもちろん、おにぎりにすると絶品。今回は、そんな近江米と滋賀の特産品でつくるおにぎりをご紹介します。

近江米ってどんなお米?

温暖な気候、豊かで清らかな水、肥沃な土地など、滋賀県にはおいしいお米が育つ条件がそろっています。「近江米」とは滋賀県でとれるお米の総称で、コシヒカリやキヌヒカリといった有名なものから、滋賀県が独自に育成した「みずかがみ」や「秋の詩」などがあり、なかでも「みずかがみ」は、ほどよい粘りと甘み、そしてうまみのバランスがよく、冷めてもおいしいため、おにぎりにおすすめの品種です。

近江米のおにぎりにつめて食べたい、滋賀の特産品あれこれ

■近江牛のしぐれ煮

言わずと知れた、滋賀の特産品「近江牛」を甘辛く炊いた、滋賀県民も大好きなごはんのおとも。ショウガやゴボウ、山椒など、合わさる具材の違いでもいろんな味を楽しめます。また、近江牛のロース薄切り肉でおにぎりを巻き、醤油、酒、砂糖のタレで焼きからめた、牛巻きおにぎりは、一度食べたら忘れられないおいしさ。

■瀬田しじみの佃煮

琵琶湖の固有種で、通常のものより肉厚で大きな「瀬田しじみ」を使った佃煮。栄養も満点、二日酔いの朝にもおすすめの具材です。

■うろり煮

琵琶湖でしか獲れない「ビワヨシノボリ」の稚魚で、痛みが早く水揚げからすぐに加工する必要があるため、地元の人しかあまりお目にかかれない珍味です。しらすのようにごはんにまぜてから握るといっそうおいしくいただけます。

■琵琶ますの焼き漬け

琵琶湖だけに生息する琵琶ますを使った焼き鮭ならぬ、焼き琵琶ますの醤油漬け。まるでトロのようにあぶらののった琵琶ますは、そのままでも、マヨネーズとあえたますマヨにしてもおにぎりにぴったり。

■日野菜漬け

滋賀県の日野地域でつくられている伝統野菜「日野菜」を甘酢で漬けたお漬物。そのままでもさっぱりと暑い季節にもってこいの具材ですが、刻んだものにおかかと醤油をかけてごはんにまぜ、いなり寿司の酢飯の変わりにするのもおすすめです。

<まとめ>

いかがでしたか?滋賀県は、琵琶湖の水質を守る目的から、オーガニックの近江米の栽培にも力を入れているそうです。大切に育てられた近江米のおにぎりは、塩むすびでも格別のおいしさですが、同じ水や土壌で育った土地のものとの相性は抜群。今回ご紹介したものは、滋賀県のスーパーや専門店などで販売されています。ぜひ琵琶湖の恵みや滋賀県がほこる特産品などを具に、いろんなおにぎりを楽しんでみてください。