いよいよ「新米」の季節!滋賀県が世界に誇る、「近江米」を堪能しよう!
夏の暑さが和らぎはじめると、いよいよ実りの秋ですね。市場には、きのこや栗、ぶどうや柿など、秋の味覚が並び始め、お米の袋には心浮き立つ「新米」の文字が。滋賀県は、県内で栽培されたお米が「近江米」ブランドとして販売されるほど、全国でも有数な米どころです。肥沃な土地と、山々から湧き出たおいしい伏流水、そして温暖な気候が育んだ近江米は、品評会で何度も最高クラスの「特A」に輝くなど、その味わいもお墨付き。そこで今回は、「近江米」として栽培されている、滋賀県が世界に誇るお米の品種をご紹介します。
■コシヒカリ
強い旨みや粘り、艶や歯ごたえなどが抜群で、日本米の最高峰とも呼ばれる「コシヒカリ」。お隣の福井県で開発され、今は新潟県や秋田県、九州地方などさまざまな地域でつくられるようになりました。その中でも滋賀県で栽培されるコシヒカリは、北陸産のものに比べ歯ごたえがあり、品評会で何度も「特A」に輝いています。
■みずかがみ
滋賀県で開発され、2013年秋にデビューした「みずかがみ」。コシヒカリと同等以上と評されるその味わいは、まろやかな甘みとほどよい粘りが特徴です。艶やかな炊きあがりはもちろんのこと、冷めてもおいしいためお弁当やおにぎりにもぴったり。この品種も品評会で、コシヒカリと同じ「特A」と評価されました。
■秋の詩(うた)
和食や中華、洋食など、「さまざまな料理に合うお米」を目指して開発されたのが「秋の詩」です。食べやすく、お米本来の甘みを堪能できます。滋賀県だけでしか栽培されておらず、ご当地食材としても人気です。
■レーク65
主に東近江地域で栽培されている、夏の暑さに強い早生品種。その味わいは、コシヒカリを凌ぐともいわれ、大手回転寿司チェーンでも採用されました。やや小粒ながら、甘みと粘りが強く、和食にぴったりなお米です。
■キヌヒカリ
コシヒカリの性質を受け継ぐ味わいながら、粘りもほどよく和食やお寿司にもよく合うお米です。水加減を減らせばパラパラに炊くこともできるので、スペイン料理やタイ料理など、さまざまな料理で活躍します。また、全国でも、滋賀県で最も多く生産されています。
<まとめ>
いかがでしたか?本当においしいお米は、おかずなんていらないくらい、それだけで何杯もおかわりしてしまいますよね。滋賀県が世界に誇る「近江米」は、全国にもファンが多く、わざわざ滋賀県産の「コシヒカリ」を買う人も。今回ご紹介した品種以外にも、滋賀県でしか栽培されていない貴重なお米もあるので、ぜひ探してみてくださいね。炊飯器ももちろんおいしく炊けますが、時間に余裕があるなら土鍋で炊いてみましょう!意外と簡単に、しかも短時間で、驚くほどおいしいごはんを堪能できます。炊きたての新米ごはんとお味噌汁、そしてお漬物さえあればごちそうに。ぜひみなさまもお試しください。