夏バテを防いで、仕事の集中力もアップ!
豊かな四季を楽しめる日本。とはいえ、夏は高温多湿で過ごしづらさを感じる日も多くなっているかもしれません。夏バテしてしまうと、仕事の集中力も途切れてしまいがち。仕事にしっかり集中し、プライベートも満喫するためにも、夏バテの仕組みを知って上手に乗り越えましょう。
そもそも夏バテとは
暑さが原因で心身の不調をもたらしてしまう夏バテ。疲れが抜けにくい、なんだか食欲がわかない、よく眠れない、これといった病気ではないのに身体の不調が続いてしまう…そんな日が続くと夏バテの可能性が高いです。
夏バテの主な原因は3つあります。1つ目は、体内の水分やミネラルが不足することで起きる脱水症状。2つ目は、暑さによる食欲の低下から起きる栄養不足。そして3つ目は、暑さとエアコンによる冷えの繰り返しで起こる自律神経の乱れです。
特に自律神経が乱れると、内臓や血管などの働きをうまくコントロールすることができなくなり、身体内の環境を整えにくくなります。熱帯夜による寝苦しさからくる睡眠不足も、自律神経の乱れを招き、疲労感やだるさ、胃腸の不調といった症状を招いてしまうのです。
もちろん自分で「夏バテだ」と思っても、実は病気だったということもありますから、症状がつらい方はきちんと病院で診断してもらってくださいね。
夏バテを防止するには
■こまめに水分を補給する
人間の身体は汗や排尿、呼吸などにより、毎日約2.5Lの水分が失われています。夏場は特に汗をかきやすく、水分は失われてしまいがち。熱中症予防のためにも、水やお茶をこまめに飲むことが大事です。特に起床時や入浴後、スポーツ時は水分補給を心がけましょう。
ただし、スポーツドリンクなど糖質の多い清涼飲料水の飲み過ぎは、糖質を分解するためにビタミンB1を多量に消費するため、疲労感を招きやすくなることも。アルコールやコーヒーなど利尿作用が強い飲み物も控えめにすることがオススメです。また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけやすく、身体の冷えの元にもなるので、控えめにしましょう。
■温度差や身体の冷やし過ぎに注意する
暑い日はついついエアコンや扇風機で涼しくしたくなりますが、外気温との温度差が激しかったり、身体を冷やし過ぎたりすると、自律神経が乱れてしまいます。エアコンや扇風機の風が直接身体に当たらないようにする、寒さを感じたらカーディガンやひざかけなどで調節する、設定温度を下げすぎないといったことを意識しましょう。
■睡眠をしっかり取る
疲労から回復したり、自律神経を整えて体調不良を改善したりするには、しっかりと睡眠を取ることが欠かせません。今日は長時間屋外にいたという日や、疲れたなという日は、早めに休みましょう。睡眠中にエアコンや扇風機を使う際は、風を身体に直接当てないようにし、就寝時間と起床時間に合わせてタイマーを設定しておくことがオススメです。
■しっかり食べる
暑いからといって冷たいものばかりを食べたり、食欲がわかないからといって食べないままでいたりすると、ますます疲れから回復しづらくなってしまいます。暑い夏だからこそ、ビタミンやミネラルをしっかりとることが大切です。きゅうりやトマトなどの夏野菜は水分が多く、ほてった身体を冷やす働きもあるので、ぴったり。夏野菜をたっぷり使ったそうめんやサラダがオススメです。
<まとめ>
いかがでしたか?年々暑さが増す日本。熱中症・脱水症を防ぎ、夏バテを防止することで、仕事もプライベートもより充実させることができます。少しでも、しんどいかも…と思ったら、しっかり休むことが大切!規則正しい生活と、たっぷりの睡眠、栄養バランス抜群の食事で、暑い夏を乗り越えましょう。