琵琶湖博物館でびわ湖のすべてを感じてきた!
(写真:滋賀県立琵琶湖博物館より引用)
「滋賀県」と言われて一番に思い浮かべるものは、びわ湖ではありませんか?日本最大の湖、それがびわ湖です。その歴史は古く、400万年前に誕生しました。実はびわ湖には、約2000種類もの生き物が暮らしており、そこにしかいない“固有種”も存在します!
「びわ湖のすべてを感じるミュージアム」というコンセプトの琵琶湖博物館。ここでは、まさしくびわ湖のすべてを体感し学べ、新しい視点でびわ湖と向き合うことが出来ます。今回はそんな滋賀県立琵琶湖博物館を体験してきました!
ポイント1 歴史の重みを感じる!
展示室Aでは、びわ湖の400万年の歴史を感じることができます!展示室に入ってすぐに、大きなゾウの化石の展示があり、その迫力にびっくりします。また、森に親子のゾウがいる再現ジオラマもあり、その姿がとっても愛らしいです。大昔にびわ湖にゾウがいたなんて、想像するだけでワクワクしてしまいますね。
びわ湖は時代とともに、場所や形を少しずつ変え、気候変動を繰り返しました。様々な動物が暮らしていた過去に思いを馳せると「びわ湖ってすごいな」と素直に感動しました!
ポイント2 昔の人の暮らしを感じる!
びわ湖の周辺には、約2万年前に人々が住み着いたようです。展示室Bでは、丸子船というびわ湖の水運を支えてきた船が展示されています。大きなびわ湖を横断して荷物を運ぶ際に、とても役に立っていたというのが見るだけで伝わってきます。
また、漁業も盛んで、人々の生活に欠かせない存在になっていたびわ湖。魚やエビなどをとるための手作りの漁具をみていると、細かな工夫に感心します。当時の人の気持ちになって考えてみると新しい発見があるかもしれません!
ポイント3 いまの生き物を感じる!
わたしたちのいまの生活と、びわ湖、生き物のつながりを感じることができるのが展示室Cです。ここでは、ヨシ原という水辺に生息する背の高い植物が生い茂る様子を等身大ジオラマで再現しています。そこに生息する日本一小さいネズミ、カヤネズミの実物が動いている様子を見ることができます。かわいいと思わず写真を撮りたくなりますね。
また、多数の実物標本が飾られているエリアもあり、びわ湖の生き物の多様性を身近に感じられます。普通ならちょっと恐いと敬遠してしまうかもしれませんが、美しく飾られているのでなんだかかっこいいのです!中でも鳥の展示には今にも動き出しそうな躍動感があり、実際にバードウオッチングに出掛けたくなりました。
ポイント4 びわ湖の中の生き物を感じる!
水族展示室は、淡水生物の展示としては、日本最大級です。淡水というと、一般の水族館のように目玉になる生き物はおらず、地味だという印象がある方も多いのではないでしょうか?しかし、広々とした展示には随所に工夫が凝らされ、飽きずにみることが出来ましたよ!
その中でも、注目してもらいたいのが、ビワコオオナマズ。びわ湖にしかいない固有種の一種です。大きな水槽の真ん中にどんっと一匹、じっとしている姿は「何を考えているのだろう…」と心に残りましたね。隣には、模型もあり実際の大きさを感じるのにはちょうどよかったです。
まとめ
思っていた以上に盛りだくさんの内容だった琵琶湖博物館。子どもはもちろん、大人も十分楽しめますよ。一度足を運んでみるのもよいかもしれませんね!
また、“家族ふれあいサンデー”という滋賀県在住の家族連れ限定で毎月第三日曜日に行くと、無料で入場できるお得なサービスも実施しているようです。ぜひ公式サイトをチェックしてから行ってみてください。
【住所】 〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091
【TEL】 077-568-4811
【開館時間】9:30-17:00(最終16:30)※月曜休館日
【入場料】 小・中学生:無料、高・大学生:400円、一般(大人):750円
【公式サイト】 https://www.biwahaku.jp