悩みやストレスが激減する!?「マインドフルネス瞑想」とは?
過去の失敗や未来への不安などが頭をよぎり、仕事に集中できなかったり、プライベートな時間を楽しめなかったり。人は意外にも、多くの時間をこのような“心ここにあらず”で過ごしているそうです。そんな、自ら不安やストレスをつくり出すようなネガティブな毎日から脱出し、ありのままの“今”に意識を向け、心を常に平穏な状態に保つ方法として近年注目されているのが、「マインドフルネス瞑想」です。実は、自己成長やパフォーマンスの向上などを目的にGoogleやFacebook、インテルなど、アメリカの名だたる企業でも取り入れられているそうです。そこで今回は、仕事にもプライベートにも役立つ「マインドフルネス瞑想」をご紹介します。
世界中で研究されている「マインドフルネス」とは?
「マインドフルネス」とは、
今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること。
そして“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の動きをも観るという意味である。
と定義づけられています。(日本マインドフルネス学会HPより抜粋)
過去の失敗や未来への不安などに意識が行くあまり、今この瞬間を楽しめなかったり、力を発揮できなかったり、ストレスを抱えて健康状態が悪くなってしまったりと、人は“今”ではない何かにとらわれがちです。その状態を脱し「マインドフルネス」に到達する一つの手段として「マインドフルネス瞑想」があります。
「マインドフルネス瞑想」の研究は世界中で行われていて、
・脳の活性化
・集中力アップ
・ストレスの緩和
・仕事のパフォーマンスの向上
・健康状態の改善
などの効果があると言われています。
1日10分でOK!「マインドフルネス瞑想」で、雑念を追い払おう
一般的な「マインドフルネス瞑想」の方法は二つ。呼吸と音に意識を集中させることです。体の動きや五感を強く意識することで、雑念の入るすきをなくします。1日10分でOK。さらに時間を増やしても構いません。続けるうちに、“今”に居ることを心地よく感じるようになり、ストレスや不安や悩みは自分自身がつくり出していたことを理解できるようになります。
<呼吸によるマインドフルネス瞑想>
1.背筋を伸ばして椅子に座り、目を薄く開けて斜め前を見る
2.息を吸うと、空気が鼻から喉へ抜け胸やお腹が膨らむことを感じる。息を吐くと、胸やお腹が凹み、空気が喉から鼻を抜けて出ていくことを感じる。(空気が入ってくる時は「ふくらみ、ふくらみ」、吐く時は「ちぢみ、ちぢみ」と実況しながら行うとより意識を集中できる)
<音によるマインドフルネス瞑想>
1.生活の中にある一つの音を集中して聞く
2.生活の中にある5つの音に意識を向け、一つの音を順番に10秒ずつ集中して聞く
3.生活の中にある、5つの音を同時に聞く
マインドフルネス専用のCDなどもありますが、冷蔵庫や車の音、鳥や子どもの声、水の音など、音は生活の中にあるもので構いません。
最初はうまくできなくても、根気よく続けることで、コツをつかめるようになります。最初は3分でも5分でも大丈夫。続けることが大切です。
<まとめ>
いかがでしたか?マインドフルネス瞑想は、仕事のパフォーマンスはもちろんのこと、趣味や子育てなどプライベートにもその力を発揮します。体を鍛えるものが筋トレなら、マインドフルネス瞑想は心のトレーニング。まずは1日10分、ネガティブな思考をどんどん解放して、今を存分に楽しみましょう。