パフォーマンス向上の鍵は、5大栄養素と朝食にあり
脳にとって大切な栄養源である糖質も偏ったとり方をすれば、パフォーマンス低下の原因になることをご存知でしょうか。「毎日だるくて起きられない」「集中力が続かずやる気が出ない」「疲れやすくすぐ座りたくなる」。夏バテにも似たこの症状、実は糖質過多による栄養不足で脳がパワーダウンしているサインかも。近年の研究によると、日々の食事の中でも、朝食の質が脳の活動に大きな影響を与えているのだそうです。そこで今回は、脳の活性化を促して、仕事や日常生活のパフォーマンスを上げてくれる、朝食術をご紹介します。
バランスのよい朝食が、脳を活性化する
私たちの体は、食事から取り入れた栄養や酸素をもとに生命を維持しています。吸収された栄養は単に血液にのって各臓器や器官のエネルギー源となるだけでなく、代謝や血圧の調節、酸素の運搬や貯蔵、ホルモンの分泌や体温の維持など、目には見えないありとあらゆる生命維持活動に使われています。そのため、偏った食事では十分な栄養を体に供給することができず、脳のパフォーマンスの低下や体調不良を引き起こしてしまうのです。
そこで重要になってくるのが、栄養バランスのとれた食生活です。特に、活動をはじめる朝を意識し、5大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル)をバランスよく十分に摂取できる質の良いメニューに変えることで、脳が活性化し仕事のパフォーマンスが上がるなど、気力、体力ともに充実した1日を送れるようになるそうです。
忙しい朝でも簡単!クイックチョイスで、バランスのよい食事を摂ろう!
朝は何かと忙しく、ゆっくり食事をつくる暇がない人も多いはず。そこで、簡単に選べて栄養も豊富に摂れるメニューをご紹介します。
炭水化物、肉、魚、豆類、乳製品、果物のメニューから、それぞれ1つもしくは2つを選択。そこへ野菜がたっぷりはいった具だくさんなお味噌汁をプラスすれば、栄養バランスのとれた朝食のでき上がり。毎日違うメニューを食べることで、より栄養バランスがよくなります。
[1]炭水化物(糖質)※下記から1つ選択
・ごはん お茶碗1杯
・パン 6枚切り1枚
・シリアル 40g
・そば 半玉
・うどん 半玉
[2]肉、魚、豆類、乳製品(たんぱく質、脂質)※卵と焼き魚のどちらか1つ、もしくは、★印を2つ選択
・卵料理 1個分
・焼き魚 1枚
・ベーコン3枚 ★
・ハム 3枚 ★
・納豆 1パック ★
・牛乳 コップ1杯 ★
・プロセスチーズ 1枚 ★
[3]野菜たっぷり具だくさんのお味噌汁(ビタミン、ミネラル)
[4]果物(糖質、ビタミン、ミネラル)※下記から1つ選択
・りんご1/4個
・バナナ 1/2本
・キウイ 1個
・グレープフルーツ 1/2個
・みかん 1個
※上記の摂取量は目安です。体格や年齢差などにより異なります。詳しくは、厚生労働省発行「食事バランスガイド」などをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html
参考HP:大塚製薬 「糖質だけでは不十分!脳を活性化するバランス朝食」
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/balance/
<まとめ>
いかがでしたか?よいパフォーマンスを続けるためには、バランスのよい食生活を習慣づけることが大切です。たまにしっかり食べられない日があっても大丈夫!次の日からまたリセットしてやり直しましょう。朝食の質を意識しはじめると、昼食や夕食などにも自ずと関心を持つようになります。栄養をしっかりとる好循環を巡らせて、気力も体力も最高にいいコンディションで人生を心から楽しみましょう。