2021年の福を呼ぶ!?滋賀県のハッピーアイテム(縁起物)


新春といえば初詣や初日の出など、縁起を担ぐ行事に参加する人も多いのではないでしょうか?おみくじをひいたり、初夢で新年を占ったり、1年の運も気になるところですよね。そんな1年のいいスタートを切りたいあなたにぴったりなのが、滋賀県の各地に伝わる縁起物です。家内安全、厄除開運、恋愛成就、合格祈願、商売繁盛…、昔から人々に福を運ぶと親しまれてきた滋賀県の縁起物で、もっとハッピーに!2021年がみなさんにとってよい年になりますように。

多賀大社の「寿杓子」

延命長寿、縁結び、厄除けのご利益があるとして、古くから「お多賀さん」の名で親しまれてきた神社。御祭神は、伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)、伊邪那美大神(イザナミノオオカミ)。休日ともなると、滋賀県内外から多くの参拝客が訪れます。こちらの縁起物として人気なのが、「お多賀杓子」です。元正天皇が病に倒れた時、多賀大社の神主が強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上したところ、天皇がたちまち回復したとの言い伝えより、幸運を「めしとる(飯とる)」開運の縁起物として喜ばれています。

多賀大社
〒522-0341
滋賀県犬上郡多賀町多賀604

滋賀県の伝統民画「大津絵」

江戸時代初期より、東海道の宿場大津周辺のお土産として重宝された民族絵画です。当時は量産され、日本全国に広まったものの現存数はそう多くありません。仏画や世俗画などがあり、特に不動明王や千手観音などの仏画や鬼を描いた世俗画などは、護符としても親しまれました。現在も専門店などで手に入るほか、木版画やポストカード、ストラップなど手頃な価格で買えるグッズも販売されています。

受験生の強い味方「まけずの鍔(ツバ)」

織田信長ゆかりの地、安土の和菓子店で長年勝負時の縁起物として愛され続けている最中。地元滋賀産の羽二重餅を香ばしく焼き上げた皮の中には、鈴鹿山系の伏流水を使った自家製餡がたっぷり。桶狭間の合戦以降、連戦連勝を続けた信長の愛刀の鍔にあやかった形で、選挙や試合、受験などの際の贈り物としても喜ばれています。

万吾樓
〒521-1351
滋賀県近江八幡市安土町常楽寺420

愛嬌たっぷり「信楽焼きのたぬき」

滋賀県を代表する縁起物といえば、これ。昔は、北海道の民芸品クマの置物と並んで、どの家庭にもあったお土産物です。たぬきは、「他を抜く」「太っ腹(腹鼓)」に通じることから、古くから商売繁盛の縁起物として親しまれてきましたが、信楽では、「八相縁起」にちなみ、笠・笑顔・大きなお腹・通い帳・金袋・大きな目・徳利・太いしっぽを持つ、独特なスタイルができ上がったそうです。今は、バリエーションが増え、有名ブランドとコラボしたシリーズもあるなど、若い世代へのお祝いに贈る人も。

<まとめ>

いかがでしたか?家内安全、厄除開運、商売繁盛、みなさんはどんな願いを込めて、新たな1年のスタートを切りましたか?縁起物は、ただそこにあるだけで何となくいいことがありそうな気持ちになるハッピーアイテム。滋賀にお出かけの際には、ぜひその土地の縁起物を探して、福も一緒に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。