滋賀県が世界に誇る、日本の三大〇〇を見に行こう!
三大料理や三大美女、三大珍味など、世界には三大〇〇と呼ばれるものがありますよね。そんな三大〇〇が滋賀県にも、たくさんあることをご存知でしょうか。毎日見ているものや、よく通っている場所など、当たり前になりすぎて自分にとっては大して珍しくもないものや場所が、実はそうだったりするのです。そこで今回は、滋賀県が世界に誇る、日本三大〇〇をご紹介します。歴史深く、自然豊かな滋賀だからこその素晴らしいものや場所を再発見する旅に、ぜひおでかけください。
日本三大疎水「琵琶湖疎水」
幕末から明治にかけて、農業、発電、飲料水の確保などを目的に全国各地につくられた疎水。中でも、猪苗代湖の水を郡山に通水した福島県の「安積疎水」、栃木県北部の那須ヶ原の発展のためにつくられた「那須疎水」、そして明治維新と東京奠都により、活気を失いかけていた京都の復興プロジェクトの一環ではじまった「琵琶湖疎水」は、国家プロジェクトとして大規模な開発が行われ、日本三大疎水と呼ばれています。琵琶湖疎水は、主に電力需要や近代上水道の整備につかわれましたが、完成当初は大津から蹴上まで旅客輸送もされていたユニークな疎水です。
日本三大弁財天「宝厳寺・竹生島神社」
七福神の一人、音楽や学芸の神様として親しまれている弁財天。日本各地に数えきれないほどお祀りしているお社がある、有名な神様です。船でしか行くことのできない、滋賀県の竹生島にある「竹生島神社」では、毎年6月10日にともに日本三大弁財天に数えられる「江ノ島神社」「厳島神社」の分霊を迎えて「三社弁財天祭」が行われます。
日本三大古橋「瀬田の唐橋」
京都の宇治橋、山崎橋とならぶ日本三大古橋の一つ。古くは日本書紀にも登場し、大友皇子と大海人皇子が戦った「壬申の乱」の最大の決戦地としても知られています。現在はコンクリート製の橋に架け替えられていますが、近江八景の一つ「瀬田の夕照」として歌川広重ほか、たくさんの絵や歌の題材にされた美しい夕景の名残を今も見ることができます。
日本三大地蔵「木之本地蔵尊」
古くから眼病にご利益のある仏様として信仰を集めている地蔵尊。空海や木曾義仲、足利尊氏なども参拝した記録が残る由緒正しき寺院の境内には、ご本尊を模した高さ6mの日本で一番大きな地蔵菩薩があり、33年に一度御開帳されるご本尊は、日本三大地蔵に数えられています。ちなみに、残りの二つは、栃木県にある岩船地蔵尊、そして山形県にある 猿羽根山地蔵尊です。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介した以外にも、「日本三大和牛(近江牛)」「日本三大山車祭(長浜曳山祭)」「日本三大霊場(比叡山延暦寺)」など、滋賀県にはまだまだ日本の三大〇〇があります。また、琵琶湖はなんと世界三大古代湖の一つに数えられているのです。滋賀県立琵琶湖博物館では、そんな琵琶湖の成り立ちや滋賀県の歴史をじっくりと学ぶことができます。ぜひ未知なる滋賀県の魅力を発見しに、でかけてみてはいかがでしょうか。